オートマのコンディションをチェック

エンジンは車にとって心臓のようなものです。中古車を買う場合でも、エンジンルームをのぞいてチェックしたり、エンジンをふかしてみるといったチェックは多くの方がすることではないかと思います。しかし普段、車にかかわっているような場合でないとこのようなチェックをしても、なんとなく大丈夫くらいにしかわからないのではと思います。なので、チェックするのでしたら、オートマをチェックすることをお勧めしたいと思います。
最近の車はほとんどがオートマ車です。車好きの方やオートマに不安を持つ方以外を除いて大半の方がオートマ車を選ぶのではないでしょうか。オートマは車が走るために必要不可欠な部品ですので壊れることはないだろうと思っている方が意外に多いのですが、前のオーナーの使い方によって状態が左右れやすい部分なのです。オートマに明らかな不具合があった場合、試乗した時にすぐにわかると思います。問題は試乗の時は大丈夫でも買ってしばらくしてみたら壊れてしまうというケースです。オートマは修理するとなると10万円以上はかかると思ってください。その為、中古車を購入した後に、こういったトラブルになってしまうと大きな出費になってしまうのです。
オートマの状態をチェックするポイントとしては2つあります。まず、変速したときのショックの大きさをチェックします。車を停車させた状態で、いつもと同じようにシフトチェンジしてみます。もしも、この時、いつも運転している時よりも大きな音がするようでしたら少し注意が必要だと思います。この場合、4DWなどの後輪駆動タイプの車では問題がなくとも別の原因で大きな音がすることがありますので分けて考えるようにしてください。
次に、シフトをドライブからリバースに入れた際の時間を気にします。操作してから1秒以上かかる場合、オートマの劣化が考えられます。最近の車はセーフティでこのような仕様になっている場合もありますが、そうでない場合注意が必要です。もしも、時間差がわからないようであれば何台か試乗させてもらい、時間差を測るようにするとわかると思います。
このような症状があるい場合、オートマの劣化やなんらかのトラブルがある可能性があります。おおがかりな修理が必要でない場合ももちろんあるのですが、大きなトラブルになってしまっては遅いのです。もしも、チェックしてみて怪しいなと感じたら、その中古車は避けるのが賢明だと思います。