内装のコンディション

外見を気にするあまり、内装を簡単にみて中古車を選んでしまう方もいるようですが、中古車を選ぶ際にはぜひ、内装のコンディションに注目してみてください。人の目が気になる外装を気にしてしまうのはわかります。しかし、購入した後、自分が一番目につくところは内装です。運転している間は外装は見れませんからね。しかし、内装は運転中、必ず見る部分になります。特に運転席のまわりにあるインパネなど必然的に目に入ってくる部分というのは必ずあります。そんなところに傷などがあったらなんとなく気になってしまうのではないでしょうか。
少しくらいの汚れならすぐ落ちると思っていても意外に、これが落ちないものなのです。例えば、車の中で飲み物を飲むということはよくあることです。しかし、なんかの拍子に少しこぼしてしまい、フロアカーペットなどに染みてしまうことはあると思います。この時、すぐにオーナーが掃除をしていればきれいになるのですが、そのまま放置して売ってしまい、次の購入者が掃除をしようとなると一度染みこんだ汚れはなかなかきれいに落ちず、こびりついてしまっています。ボディの傷のようにコンパウンドで修正というわけにはいかないのです。
また、比較的手が触れやすい部分というのも傷や塗装がはがれていたりします。例えば、パワーウィンドウのボタンや、エアコンの操作パネル、ドアの取っ手の部分などが挙げられます。このような場所にある傷というのは、案外古さを感じさせる部分なのです。しかし、このような場所は特殊な表面加工がされていることが一般的で、自分でなおすことは難しいケースが多いのです。このような部分をなおすとなると新品と交換するのが一番安く、手っ取り早い方法だといえます。
車内の匂いについても大きな問題点です。中古車ですから、前のオーナーがどのように使っていたかはわかりません。しかし、たばこの匂いやペットの匂いというのは消そうと思ってもなかなか消えるものではありません。特に煙草を吸わない方の場合ですと、このような匂いは運転中、我慢できるものではありません。また、ペットの匂いについても動物の匂いになれていない方ですと、難しいと思います。匂いというのはカーペットについた汚れ以上にとれにくく、特にヘビースモーカーだったり、しょちゅう、ペットを乗せていたような車の場合、シートなどをまるごと新しくするか、クリーニングするかしないと取れないぐらいだといいます。中古車を選ぶときは自分が快適に乗れることを考え、内装いついても考えてみましょう。